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「こらー蓮架!!
千冬死にかけてるでしょー!!!!」
大声で叫びながらポニーテールを揺らしながらこちらに歩いてくる美少女。
「友里亜ぁぁぁぁぁぁ…
助けてぇぇ…」
千冬は必死にもがきながら友里亜に助けを求めた。
しかし――――――
「友里亜の千冬なんだから離しなさいっ!!」
「違うしぃ!!!
うちの千冬だもん!!」
友里亜と蓮架が千冬を間に引っ張りあいをはじめだした。
「ちょっ…2人して引っ張らないで…
ち…ちぎれる…」
(友里亜に助けを求めた私がバカだったよ…)
ミシミシと音をたてる腕を無視し諦めかけた時…………
キーンコーンカーンコーン
「あっ」
「うわっ」
「えっ」
と間抜けな声を3人同時に発して、その瞬間2人は千冬を同時に離して急いでロッカーに走っていった…
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