†001.

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そんなずーっと昔の事を まるで、そう昨日の事のように思いだしていた 「…らあっ…………また…お前………ま…授業…に………っ! …起………ん……か……………っ!!」 何処か遠くで誰かの声がする 誰? 私を怒鳴るのは…誰…… 「…んっ。 あ…っ、先…生。」 そこで私はようやく理解をした 此処は学校でまた私は授業中に居眠りをしてしまったという事を そんな何でもないような日々を繰り返す日々 学校に行くのだって最早先生に怒鳴られるために行くようなモノだった 止むことのない罵声をきいていてつくづく思う事がある 筋道の通った説教なら自分で言うのもなんだがまだ聞く耳がある方だと思う 他の言葉に言い換えるなら"道理にかなった説教"とでも言ってしまおうか だがこの学校の先生の大半はそうではない むしろ逆なのだ 理由もなくただ気に入らないから私に罵声を浴びせているのだ  
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