青は円

あおはまどか

先ほどから何回、前も見ずに駆けてきた子供達にぶつかりそうになった事か。
歩道で数回、諦めて車道に逃げたのにそれでもまだ奴らは来る。
飛び込んで来たのは自分の癖に何故か揃いも揃って、どうして自分の前に居るの、かと問う謎な視線で人を見上げてくる。
どうしてもこうしてもない。
ぶつかっきたのは貴様等だと言いたいがこうも家族連ればかりが大半を占める場所でそれを口にするわけにさすがに俺でもいかない。