戦争開始

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どうしたらいいのか本当に分からなくて部屋の外から出れなくなる始末。 「ふぅ……。」 とりあえず、鈴木先生を呼んでくればこの戦争が終わるなら… 「とりま、鈴木先生を探すしかないよね」 どうにか元気を出して鉄パイプを手に恐る恐る部屋を出た。ら、 「いてっ。」 何かにぶつかった。 ドアの後ろに何かいるみたいだ。 何にぶつかったのかと恐る恐るドアの後ろを見てみる。 「…」 そこには颯太がいた。 「ちょっと。なにしてんの? ストーカーごっこから本格的なストーキングすることにしたの? ねぇ、なんなの?」 「心配だから…。」 「私、そんなに弱くないから大丈夫だし。」 とか言いながら私は颯太に手に持った鉄パイプを颯太に向ける。 でも、颯太はびくともしない。 「美紀の大丈夫は大丈夫じゃないから。その大丈夫は信じれない。」 「あっそう。勝手にすれば?」 私は全然颯太の事が分からないけれど。 颯太は私の事をなぜかよく知ってる。 テレパシーでも使えるのか? こいつは。 「どこ行く気?」 「…鈴木先生探しに行くの。」 「ならこっちだ。」 颯太が勝手に走り出す 「…。待ってよ…。」 私はそう言いながら颯太の後を追いかけた。
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