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六年一組の祝勝会……といっても集まったのは五人だ。
わたし、クルミちゃん、楽太くん、優くん、気心くん。
美月さんはピアノのレッスンのためパス。
竜己くんには気心くんがメールを送ったけど返信なし。
クルミちゃんの家はマンションの十階。
家賃の張りそうな立派なお家だ。
クルミちゃんはペンギンの描かれた水色のエプロンを身につけた。
「か、かわいいっ!」
わたしは思わず後ろから抱きすくめた。
「ちょっ……葵ちゃん……!」
クルミちゃんの髪からシャンプーの香りがする。
体はとてもやわらかい。
肌は……ああ……あったかくてすべすべ……。
すごく気持ちいい……。
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