カウンセラー

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「前回の事を覚えていますか?」 「ええ…多分」 神谷はソファーへと優雅に腰掛け、私も座るように言った。 このソファーに座り、今まで幾度となく思いを声にしてきた。 この男の仕事はカウンセラーのようなものだと理解している。 「今日は…貴方の話を聞かせて下さい」 …私の話? こんな男に話して大丈夫だろうか? 私でさえ『私』を理解出来ずにいるというのに…
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