4人が本棚に入れています
本棚に追加
目を覚ましたら彼の姿は消えていた。
火に焼けたベッドの上で私は、ただ一人。
『一晩の君へ』
書き置きがあった。
彼の字は初めて見たのに、それが彼の…
BUTA-TAMAさんのモノだと直ぐに判った。
『君に似合う男になる為に、一度サヨナラだ。 真っ当なブタ野郎になって帰ってくる。 だから…その時には……』
BUTA-TAMAさん……
ギュッと胸と胃袋の辺りが締め付けられる感じに、求め合って触れ合った昨晩の事が脳裏によぎった。
私……待ってますから。
お腹空かせて…待ってますから…
最初のコメントを投稿しよう!