貴方を求めて…

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目を覚ましたら彼の姿は消えていた。 火に焼けたベッドの上で私は、ただ一人。 『一晩の君へ』 書き置きがあった。 彼の字は初めて見たのに、それが彼の… BUTA-TAMAさんのモノだと直ぐに判った。 『君に似合う男になる為に、一度サヨナラだ。 真っ当なブタ野郎になって帰ってくる。 だから…その時には……』 BUTA-TAMAさん…… ギュッと胸と胃袋の辺りが締め付けられる感じに、求め合って触れ合った昨晩の事が脳裏によぎった。 私……待ってますから。 お腹空かせて…待ってますから…
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