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先輩…そっちの人だったのか。 「あとメンクイ」 「…そっか」 「大丈夫だよ!結人超フツーじゃん!それ以上でもそれ以下でもない!」 そんな大々的に言わなくても…。 「嬉しくないんだけど…」 そうだよな。あれだけ綺麗な人だ。 自分と同レベルかそれ以上を求めるのが普通かもしれない。 ということは会いに行ったとしても会ってくれないかも…最悪教室の前で門前払い…。 新たな問題に頭を抱えていると、昼休み終了を告げる鐘が鳴った。 授業に身が入らない。 気づくとノートの隅に先輩の名前を書いていた。 学校が終わり家に帰ってる途中、初めて先輩を見たコンビニに寄ろうと思った。 いないことは分かってても…。 店に着いて、飲み物とはちみつレモンの飴を買い、店を出た。 来たときには居なかった集団が、行き来する人達の邪魔になっていた。 ああいうガラの悪い集団を見ると思い出す。 先輩もあんなのに囲まれていたこと。 通りすぎる直前。 「白光」 … え… 心臓がドクンと大きく波打つように動いた気がした。「白光」と声がしたほうに視線を移す。 すると、ガラの悪いやつらの中央に見つけた。 いた… 白光千秋。 やっと会えた…。 「おい何だよ?なんか用?」 え… 「はっ!いえ、なんでも!」
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