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沖田総司の労咳が無くなっていたら、と何度も思うようになった。
150年以上も前の人に恋をしてしまった。
なんて愚かで馬鹿な私。
沖田総司に関する私の執着は凄かった。
沖田総司や新選組に関する本集めれる限り集め、それがゲームであろうと漫画であろうとグッズも買い占めた。
私の部屋は沖田総司で一杯だった。
そのお陰か新選組に関する出来事は仮説から何まで全て頭の中に入っている。
そんな私を実の両親も姉も友人も気味悪がり離れていった。
私が異質の存在であるかのように振る舞った。
確かに沖田総司に心酔する私は端から見れば異質でしかないだろう。
それでも、誰が離れていこうと私は私の意志を曲げることはなかった。
両親も姉も友人も所詮それだけの思いだったということだ。
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