強がりなやつ

｢佐々木…この前はﾔﾗﾚまくっちまったけど、今日はそうはいかねぇ。｣

｢ふん。負け犬がほざいてんじゃねぇよ。｣

｢舐めやがって…この野郎!!｣

スッ
ドカッ

｢うっ…｣

｢けっ、相変わらず弱すぎなんだよ!!｣

ﾄﾞｽｯ

｢うっ…てめえは手加減ってものを知らねぇのか…｣

｢そんなもん、お前らには必要ないね！｣

ﾄﾞｽｯ
ﾊﾞｷｯ

｢うはっ…はぁはぁ…｣

｢おっ覚えてろよ!!今度はお前をボコボコにしてやるからなっ!!｣

｢寝言は寝て言え…｣

｢おい、大丈夫かっ？｣

｢あっ…はい…大丈夫…です。｣

大丈夫じゃねぇだろう…震えてるし…

｢おい!!お前ら何してんだ!!｣

げっ教頭…!!

｢ん？佐々木と１年の上條じゃないか？どうした上條!!震えてるじゃないかっ!!佐々木、お前、上條に何かしたんじゃないのか!!｣

｢はっ!?ちげーよ!!俺はただ、こいつがｶﾂｱｹﾞに合ってたから助けてやってただけで…｣

｢信用出来んなぁ…今すぐ職員室に来なさい。｣

｢はぁ!!何でだよ!!｣

｢もしかしたら、君がｶﾂｱｹﾞをしていたかもしれないしなぁ。｣

｢だから、俺は…｣

｢佐々木くんは、ｶﾂｱｹﾞなんかしてませんよ。教頭｣

｢ん？桜木｣

｢佐々木くんは、本当に彼を助けてあげただけです｣

｢ん…桜木が言うなら仕方ないか…だか、佐々木これ以上問題を起こさないように！｣