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ん…何か頭…撫でられてる…誰だろう…
「ん…ん?あっ…アンタ誰だよ!!俺に触んなッ!!」
誰だこいつ…何か顔立ちいいなぁ…
「俺は君と同じクラスで一応クラス委員やってる桜木翔。
「俺と…同じクラス…」
見たことあんましないかも…そっか、俺はあんまり教室にいないからわからなかったんだ。
「ふーん、で、俺に何のよう?」
「いや、ケンカしてたでしょ。しかも、ケンカした後はたまに屋上にいるでしょ。」
「何で知ってるんだ?」
「だって、ずっと見てたんだもん♪」
「あっそ。んで、授業サボって何してんの?」
「あっ、それは、君を教室に連れていくためだよ♪」
「嫌だね。何で教室に行かなきゃいけないんだよ。」
「やっぱさ、クラスの一人でも減るとさ雰囲気悪くなるしさ~」
「悪いけど、俺は何と言われても教室に行かないぜ。俺は誰にも指図されたくないんでね。」
「そっか…じゃあ…」
するとあいつが近づいてきた。
「んッ…?」
なっ…なっ…!!
あいつが俺に近づいてきたと思ったら、いきなりキスしてきたのだ!!
「離せ!!なっ何すんだよ!!」
「何ってキスだど。」
「平然と言うなっ!!」
「じゃあさ、もし俺が海斗に勝ったらこれからずっと教室に来ること、あと俺とずっと一緒にいること♪いい?」
「ふっ。上等じゃねぇか!!でも、俺が勝ったら2度と近づくんじゃねぇぞ!」
そいつにギャフンと言わせてやろうと俺の得意とする右手顔面パンチを顔目掛けて狙った。しかし!!
スカッ
「えっ!!」
ドスッ!!
「うっ…!!」
あいつのパンチが俺のみぞおちに見事にヒットした。
ボソッ
「案外俺が思ってるほど弱いね…」ニヤッ
なっ!!悔しい!!この俺が…あんなヘラヘラしたやつに負けるとは…
「じゃ、約束通りこれから毎日教室に来てもらうからね♪」ニコッ
こっ…こいつ…腹ん中黒過ぎだろ!!
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