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「話を戻そうか、君は力が欲しい。私は君の信念が欲しい」
「俺に力を与えると言うのか?」
「いいや、それは君の信念に反するだろう。神々も私の力を受け取った君を見たところで目を覚まさないだろう」
「わかっているじゃないか」
「まあ君に力を渡さずとも手伝う事はできる。依存と共生は違うからね。時に君、『ステータス』と言ってみてくれ」
突然の提案に少し面食らったが、神を前に自らの常識を持ち出すのはナンセンスか。
ここは素直に従おう。
「ステータス」
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