武の神

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無。 目を覚ますとそこは「無」だった。 色という概念を脳が拒絶する空間は、全てを照らす光の中とも全てを包み込む闇の中ともとれた。 限りなく広がるのか、それとも存在すらしていないのか。 どうやら自分が居るらしいこの空間は、未だ人間という生き物が認識できる次元にないらしい。 「目覚めたかい」
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