暖かい冬

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 「あの…良かったらこの傘あげるから使って[?]」  僕はその人に傘を差し出した。  「良いんですか[?]貴方が濡れちゃいますよ…」  その人は遠慮がちに言う。  「僕は大丈夫。もう一本あるから❗」  傘をその人の手に握らせると、『それじゃ❗』と言って僕は踵をかえした。  「…あの❗お名前は[?]❗」  その人が慌てた様に急いで聞いて来たので、僕は名字だけ答えた。  「堀川です❗」  そう言うとその場から立ち去った…
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