すこしだけ

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本。 彼が読んでいた本が置き去りになっていた。 きっと、忘れていったのだろう それを手に取って渡しに行こうと思ったが もう、既に彼の姿はない (ど、どうしよう) 考えた そうだ、明日また来てみよう。 きっと、明日もいるはず そう信じて私はその本を抱えて 公園を後にした。 この時、私も一つあるものを置いていってしまったのだ それは・・・
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