Sweet 1

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泣いている彼女を無視し、俺は会議資料を作り直す。見兼ねた梶木がヘルプしてくれた。 「野田さん、もういいからみんなにコーヒー入れてくれるかな」 聞いたこともないような部長の猫なで声。 「はい」 泣きながら彼女は給湯室に向かった。 俺は初日でギブアップだ。 子守りはうんざり。 「葉月、お前彼女に冷たいな。ははぁ~ん、逆にタイプとか?小学生が可愛い子を虐めるアレか?」 「はぁ?くだらない」 彼女が俺のタイプ? 俺のタイプは正反対だ。 バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。俺は仕事が出来る大人の女が好きなんだよ。 あんな子供… 恋愛対象になんかならない。
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