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人事部のお局に連れられ、我が企画部に配属されたのは、身長が低く色白で、大きな目をした女の子。童顔なのか?大学生にはとても見えない。身長もどう見ても百五十センチあるかないかだ。
ちなみに俺は百八十五センチ。太陽に向かってスクスクと伸びた。
「野田美紅(のだみく)です。十八歳です。宜しくお願いします」
彼女はみんなの前で、はにかみながらピョコンと頭を下げた。
十八歳?大学一年生?
俺は彼女の挨拶もろくに聞かず、パソコンを開く。
「葉月ちょっと」
部長に呼ばれ、俺は渋々椅子から立ち上がる。
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