ラースと私と子供達

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  ラースと私が初めて出会ってから1年が経った。 一年前に家に帰った時に私を大好きなセルディアとクリュスは見事な土下座を披露してくれてサラも謝らせた。 もちろん、泣き落としで。 一年前からずっとラースの元に1週間に3、4回ぐらい通っている。 今では筋肉がつかないように体力をつけるようにしたし、ラースに身の守り方も教わった。 その間にラースの子供とも遊んだ。 私が可愛いのはわかっているけどラースの子供も毛並みがふわふわで可愛かったよ。 『待ってー!』 『絶対追いついてやる』 今私は湖の周りでラースの子供のピケとキルクと鬼ごっこ中。 もちろん、私は子供だしピケとキルクは狼だからすぐに負けちゃうけど。 「キルク、本気で走ったら私すぐに負けるじゃない」 森の中は安全ってわけじゃないけどラースがいつも見守って居てくれてるから他の魔物は襲って来ないみたい。 他のラースの一族の狼たちとも仲良くしてるし、人間だけど認めてくれてる。 ここには住めないけど仲間ってのが嬉しい。 『捕まえたぞ!』 『つーかまえたっ!』 キルクとピケが飛びかかってきたので私は地面に倒れてしまう。 まあ、今回も汚れていい服装を着てきたから大丈夫だけど。 帰りは湖で水浴びしてから帰るし。  
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