いつもの朝

4/35
前へ
/113ページ
次へ
父は私が中学生の時に交通事故で死んだ その時、母や兄は泣きじゃくっていたが 私はなぜだが涙が出ずただただ呆然と立ち尽くすだけだった 我ながら冷めた娘だと思った 私には兄がいるのだが 兄とは年子、同じ高校で 今年私は2年、兄は3年生になった 「おはよー、ふぁっ」 「おはよう、 千鶴だらし無い」
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加