2,出会い

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意外と私達って似たもの同志なのかな? でも…由奈はきっといろんな事に傷ついて来たんだろう。 話しぶりや、表情からそんな事が感じられた。 きっと家族の事をあまり話さないのは寂しい思いをしてるからなのだろう。 この家を見ても、家族関係が上手くいってるとは思えない。 ただ、由奈はこういう子だからあまり干渉されたくないと思うから触れない。 自慢じゃないけど、私は昔から人の顔色から感情感じ取ることが得意なのだ。 ある意味世渡り上手かもしれない。 そんなこんなしてる内に、大分スライドが出来上がった。 「こんな感じで良い?」 「出来たのっ!?」 そんなに楽しみだったの。 変なとこで無邪気なんだよな。 いっつも大人っぽいくせに。 「更紗って変わってる」 いやいや、あなたには敵わないから! っていうかあなたが言う? 「だって、あたしについて何も聞かないじゃん。 皆根掘り葉掘り聞きたがるよ?」 「いや、話したくないのに話させるのよくないし」 「いいやつだね」 「お、ども。これDVDにしとく」 「ありがとっ!」
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