第一章

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「ねぇ弥琴、この後皆でパーッと飲みに行かない? 部長が良いお店見つけた!って騒いでるんだけど。」 『ゴメン。 今日はちょっと予定があって…』 「なぁーに? さてはまた彼氏とイチャコラしてるんでしょ? くぁーっ!!何さ、リア充め!!」 『アハハ、そういう訳でもないよ?』 結城弥琴、去年成人を迎えて今年の冬に21になる。 一般的な大企業に就職して、収入も安定。 交遊関係も、上々。 上司からの信頼も厚くて。 《彼氏》だって、ちゃんと居る。
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