これが学校生活というやつか

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既に僕のクラスにいるイケメン、美少女達については話した事だと思う。 冒頭で登場させるからにはそれなりの意味があるというものだ。 彼ら、上条明を初めとする僕のクラスの中心人物達は全員美系である。 しかし、それも当然といえば当然の成り行きなのだろう。 この学校は校長があんなんだから学校に入るための条件にしてもいろいろとどこか次元がずれているのだ。 まず第一条件としてとにかく何かしら特別なものを持っていることが挙げられる。 分かりやすいところだと飛び抜けて頭が良いとかスポーツの大会で大きな成績を残していたりなど。 少し変化球的には人間性が特にしっかりしていて社会能力の高い、いわゆる一般的能力に長けている者。 完全なる子どもの考えでは見た目が良い、馬鹿、変態、中二病、など、とにかく漫画やアニメに出てきてもおかしくないような奇人、変人達のスキルを持っている事。 これらの条件を満たしていればこの学校に入ることはできる。 どんなに勉強ができなくても逆にそれがその人の個性(馬鹿)としてこの学校では認められて入学することができるのだ。 様々な種類の学生を集めるために学校の偏差値はそんなに高くはない。 まぁ、どんなに特別な人間を集めようとしたところで本当の意味で校長が望んでいるような人というのはそれほどいるものじゃない。 例を挙げるとしたらこの僕を見てくれれば分かるだろう。 学校にいても特別何もやらないで日々を無為に過ごしている人種もたくさんいるのだ。 だからこそ輝ける何かを持っている人達がより目立つのだろうが。
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