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『そうー、ウチ、部活…』
『休め。』
捺月が言いかけた瞬間、麻原が一刀両断。
『やだ、やだ、やだ。出るもん。そうだってー陸上部でしょー?』
捺月は麻原の腕をつかむ。
それを見ていた、五月はなぜかイラッときた。
『陸上部は今日、休みなんだよ。なぁ、諦めろよ?』
端から見れば、カップルだ。
なぁとそう。
そんな甘ったるい呼び方はカップル同然だ。
『はぁー、なんなのよー資料なんか、みんな見ないんだから、どーせ。』
捺月はすねた顔をした。
『はいはい。逃げんなよ?』
麻原はそう言って、教室を出ていった。
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