4人が本棚に入れています
本棚に追加
捺月が暗い顔で五月の方に歩いてきた。
『五月ー…今日は一緒に帰れないや…ごめんね。』
捺月はそう言って、五月を見た。
『資料作り、頑張れよ。』
五月は少し冷たくそう言った。
『どうしたの?』
捺月は五月の態度に違和感を感じた。
『何でもねぇよ。』
五月は不機嫌にそう言って、机に突っ伏した。
そのあと、いくら捺月が話しかけても、返事は返ってこなかった。
捺月は大きな不安に襲われた。
最初のコメントを投稿しよう!