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学校の帰り、いつものストリートバスケのコート。
『じゃ、いくぞ。』
五月がバスケットボールをドリブルする。
『負けないよ?』
捺月はスカートの下にジャージを着ている。
にっこり笑って、バスケットボールを睨み付ける。
『こっちこそ。』
五月はそう言って、捺月の横をドリブルしながら、走り抜けた。
『うわっ、五月!』
捺月は五月についていく。
『甘い甘い!』
五月はそう言って、ジャンプして、シュートを決めた。
『はい、3対1で、俺の勝ち。捺月、相変わらず、下手だな。』
五月はボールを右手でかかえ、捺月に笑いかけた。
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