最初は小さな嘘でした。

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pipipipi... イラりとする目覚ましの音を聞き、目覚ましに殺意を覚えながら布団に潜る。 寒いし布団から手出したくない… しばらくして、目覚まし時計が止まりほっと息をつく。 毎朝壊しそうなほどイラつきつつ、あの目覚まし時計を使う私は馬鹿だと、思う。 薄目を開けると37分の文字 ああ…起きないと遅刻するな…と思いつつ布団から出る気は、これっぽっちもない。 本当に遅刻しそうな時間になったらいつもお母さんが起こしてくれるのだから… そんな甘いことを考えながら本当に眠ってしまわないよう、うたた寝を心掛ける。
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