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その日の放課後。
私は行動してみた。
さすがに楓にまた叩かれるのは嫌なので。
『ばいばい』を言うために廊下で待ち伏せ。
「あ、きた…」
やはり女子に囲まれてこちらに向かってくる。
大丈夫、今日はできる気がする。
「あ!
佐倉くん、ばいばいっ」
…言った。
佐倉くんが私のこと見てるとかそういうの全く分からないし
佐倉くんを直視になんて出来ないから私は俯くしかなかった。
「ん?
あ、ばいばーい」
だけど確かに私に言ってくれて。
ばっと顔をあげる。
すると佐倉くんがとてもいい笑顔でこちらに手を振っている。
しんだ。
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