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「善処はする…けど、考えを変えるつもりはないんですよね?隊長」
エドウィンは苦笑をまた浮かべる。
「二人の時はホムラでいい!今更敬語とか気持ち悪いわ!」
うわっ、酷い言われよう!
俺とは入隊時からの悪友であるエドウィン=レイストンは腹を抱えて笑った。
「ところでエド、例の手はずはついたのか?」
「ノース訓練所だろ?向こうの隊長には話は通してあるし、ほらっ!これ!」
エドウィンが差し出したのは、昔よく見慣れた制服だった。
「また、これを着ることになるとはな。」
俺は服を広げ、サイズを確かめる。
「見た目はあんまり変わってないけど、性能は昔の三倍はあるらしいぜ」
三倍とはまた随分進歩したもんだなと言いつつ、制服を机の上に置いた。
「アルフ老じゃないが、本当にいくのかい?ホムラ」
エドウィンはズボンも机の上に置く。
「ミリアからも聞いただろ?これは策謀部も同意済みだ。今更止めるつもりはない」
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