第一章 影の始まり

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「善処はする…けど、考えを変えるつもりはないんですよね?隊長」 エドウィンは苦笑をまた浮かべる。 「二人の時はホムラでいい!今更敬語とか気持ち悪いわ!」 うわっ、酷い言われよう! 俺とは入隊時からの悪友であるエドウィン=レイストンは腹を抱えて笑った。 「ところでエド、例の手はずはついたのか?」 「ノース訓練所だろ?向こうの隊長には話は通してあるし、ほらっ!これ!」 エドウィンが差し出したのは、昔よく見慣れた制服だった。 「また、これを着ることになるとはな。」 俺は服を広げ、サイズを確かめる。 「見た目はあんまり変わってないけど、性能は昔の三倍はあるらしいぜ」 三倍とはまた随分進歩したもんだなと言いつつ、制服を机の上に置いた。 「アルフ老じゃないが、本当にいくのかい?ホムラ」 エドウィンはズボンも机の上に置く。 「ミリアからも聞いただろ?これは策謀部も同意済みだ。今更止めるつもりはない」
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