7/14
前へ
/26ページ
次へ
「さて、日も暮れてきたし帰りましょうか」 「うん?まさか一緒に帰るわけないよね?」 「一緒に帰るわよ あなたのせいでこんな遅い時間になっちゃんたんでしょ …そうだ命令してあげる! 記念すべき1回目の命令…」 「ちょっと待って 明日からじゃないの!?」 「あなたこの薄暗くなった中女の子1人で帰らす気なの? というわけで、あなた私を家まで送りなさい」 「はい…」 彼女には何を言っても聞かなそうなので、反論する気もおこらず 彼女の言うがままにしぶしぶ一緒に帰ることに。 帰路に入って5分くらい歩いただろうか 今女の子と2人きり、これはうれしいはずなのに なにこの恐怖感 堪えられない。 「これから楽しい学校生活が始まるんだから 堪えられないとか思わないでよね」 心読まれてる!!! どうやらもう為す術がないようです。 ありがとう僕の今までの人生、そして神様、こんな僕をこの世に誕生させてくれてありがとうございました。 アーメン。 「ちょっと心読まれたくらいで大袈裟な それに…」 「それに?」 彼女は意味深な笑みを浮かべ、それ以上答えなかった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加