2人が本棚に入れています
本棚に追加
「それで、野ノ浦さんは家どこなの?」
「もうすぐ
ほら見えてきた」
野ノ浦さんは高々と手を上げ
ここ、と言った。
「ちょっと待って…
ここって……」
僕が毎日見てる景色がそこにはあった。
そう彼女の家が僕の真ん前だった。
「なんで!?
まさか野ノ浦さんは知ってたの?」
「知ってたよ
ここに引っ越してきてから
そーだね
中学入りたての時だから4年前になるね」
「うそでしょ…
なんで僕は今まで気がつかなかったんだ…
それにいらないよ、こんな後付けみたいな設定
するなら幼なじみとかにしてよ
このアホーー!」
僕は心の底から叫んだ。
「ちょっと誰に向かって言ってんのよ!?」
そう言いながら、彼女は僕の頬をつねる。
「ひはふよー(ちがうよー)
ほくはこのはくしゃにひっはのー(僕はこの作者に言ったのー)」
「仕方ないじゃないこの作者思いつきで更新してるんだから」
僕は大きくため息をついてうなだれた。
最初のコメントを投稿しよう!