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「で、真ん前に私たちが住んでいるわけですが
毎朝起こしに行きましょうか?」
「どう考えたらその考えに行き着くの…
いいよ別に自分で起きれるから」
「そう、じゃあまた明日ね」
彼女はそっけなく言うと家のドアを開けて入っていった。
はぁ~僕は明日からどうなるのだろう。
まあ考えても仕方ないわけだし如月君に言われたんだ
僕はこれから変わっていく。
それだけを胸に秘めて毎日を過ごしていくんだ。
翌朝、家のドアを開けると野ノ浦さんが家の前に立っていた。
「おはよう、直江君」
「あ~えっと、おはよう
そこで何してるの?」
「何ってあなたを待っていたのよ」
「待っていたってまさか一緒に行くってこと?」
「そうよ」
そうよってそんな当たり前みたいに言わなくても。
「当たり前にきまってるでしょ
あなたは私のペットみたいなものなんだから」
「そんなことを微笑みながら言われても恐怖感しかないのだけど」
「あーもうるさい、さっさと行くわよ」
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