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階段を上がり屋上に出る扉の前についた。 ただここで1つの疑問が浮かんだ。 それはこの学校では屋上に生徒が出るのを禁止されてて出ることができない。 しかもこの鍵は特定の先生が管理してるのでそれ以外の先生は知らない、そして知っているのは2,3人くらいだそうだ。 なのにどうして出ることもできない屋上に呼び出されたんだ? まあいいか。 試しにノブを掴んで回してみた。 …開いてる。 そのままドアを開けて出た。 すると、 「やっと来たんだ、遅かったわね」 と、声がして振り返って上を見上げると野ノ浦さんが足をぷらぷらと振りながら座っていた。 「あのさ…」 「ちょっと待って」 彼女はそこから飛び降りた。 その時、はらりとスカートの中が見えてしまって僕は少し罪悪感を感じた。 いや、仕方ないよね。 彼女は着地するなり、僕に顔を近づけて眼をじっと覗きこんだ。
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