3/3
前へ
/26ページ
次へ
はぁ やっぱこう長いこと雨が降ったらちょっとばかし鬱になるよな。 そんなことを考えながら教室に入ると如月君に声をかけられた。 「睦月、おはよう」 「おはよう、如月君」 「もう2ヶ月か よくもまああいつと一緒におれるよな」 「まあ、嫌がらせをされてるわけではないからね」 「?そうなのか? 珍しいな」 「珍しい?」 「いや、あいつ中学2,3年の時も睦月にしたようにしててさ だけどみんな1週間もたたずに当たり前だけどキレて離れていった 聞くかぎりじゃひどいことをさせてたみたいだからな」 「そうなんだ、何かあったんだろか」 学校に予鈴が響き 僕らは話をそこで切って自席に向かった。 もちろんそんなことを話したんだから授業もままならず ずっとそれを考えていた。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加