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「そうか、じゃあ一緒に帰らないか?」 「あっ…えっと…」 「あぁごめんごめん 俺は如月 秀治(きさらぎ しゅうじ)だ。 俺も部活は入ってないんだ だから一緒に帰ろうぜ?」 「うん」 首を縦に振って了解したものの 正直内面ではパニックになっている。 高校に入って初めて話しかけてもらえたからだ。 「よしっ、じゃあ行こうか」 僕は如月君に言われるがままについていく… のだが、僕と違って如月君は爽やかで世間でよく言うイケメンのため 周りにはたくさんの女の子が目を輝かせながら如月君を見つめている。 廊下に出ると目を疑うような光景が広がっている。 女の子でできた花道があるのだ。 ただ一つ疑問に思うのがみんなそろって手を合わせているのが不思議で仕方がない 如月君は神様か何かなのかなぁ。 「これすごいね」 「あぁ、毎日毎日いい加減やめてほしいんだがな」 如月君は片手で顔を抑えため息をつきながら言った。
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