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なんだろう夢だとわかった瞬間涙が溢れた。 彼は心配そうに宥め 「どうした?起きて間もなく泣いて」 そうしてくれる彼に僕は嬉しさとひどくさっき考えてたことへの罪悪感という 相反する感情に耐え切れなくなっていた。 「ごめん…」 「わかったわかった 俺がちゃんと側にいるから安心しろ」 そう彼に赤ん坊みたいにあやされながら この虫も鳴かない静かな夜に一人泣いていた。 時刻がいつの間にか8時を過ぎ 僕と如月君は帰宅した。
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