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今夜は遅かったわね というミラの足元に僕は ゴロゴロとのどを鳴らして 挨拶の代わりに纏わりつく。 ミラは部屋の奥へと進むと 院の庭に繋がる窓を開けた。 冬の夜風に 外気が部屋に送り込まれて 一瞬きゅっと 体が締まる感覚に襲われる。 寒いから気をつけてね、と 片目を瞑って見送るミラに 僕も長めの尻尾を振り答え 窓枠を越え夜の闇に飛んだ。
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