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「氷乃谷ナツメの転送が完了致しました」 一人の少年が、部屋に入ってきて、深々と頭を下げて言った。 「そうか、ご苦労様」 部屋の奥にいる若い男が、少年に返事をした。 「それにしても、楽しみだなぁ。調べたところ、彼は君と同い年じゃないか。もし生き残って、強くなったら、君のいい遊び相手になってくれるんじゃないかな?」 少年は、返事をしなかった。ただ、愉快そうに、口の端を歪めて笑った。
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