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――――屋上。
「あっぶねぇ……しかしなんだあいつら」
男子は一人悩む。
彼は生徒会執行部の幽霊部員。
幽霊部員とはいえ集会などに召集されれば出てくる。
仕事は全くしないが軽視かつ生徒側目線からの発言等が多い為、支持率はある。
生徒会からは少なからず嫌われている。
そんな彼は生徒会がいらない全校集会なんて、めんどくさいと言う理由で屋上に来ていたのだが。
そこからスーツの男達が見えた為観察をしていたのだった。
「うーん………とりあえず生徒会室に行って多分居眠りしてるであろう会長に相談だな」
「奴等に見つからないように行かないと」
直感が彼にそう告げていた。
彼は呑気に構えつつ、そそくさと生徒会に足を進める。
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