第二章

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最初に突撃して来たのはやはり突撃前衛長の速瀬中尉だった。 速瀬「行くわよ~」 突撃前衛装備の不知火は36ミリ突撃砲を放ちながら悠十に向かって突撃した だが悠十は独自の機動性で速瀬機の背後に回り 悠十「油断や自信は敗北の元ですよ」 と微笑みながら40ミリ突撃機関砲を放った。 遥「ヴァルキュリーマムよりヴァルキュリー第二小隊各機 速瀬機主機及び跳躍ユニット大破及び頭部損傷により大破と認定 よって戦闘続行不能」 速瀬機を撃破した悠十は40ミリ突撃機関砲の残弾を確認した。 何故? それは悠十機は40ミリ突撃機関砲の予備弾装を持っていないからである。 残弾を確認すると 悠十は敵がどの様な陣形をとっているのかを確認した。 敵の陣形は強襲前衛を先頭に強襲掃討、迎撃後衛、砲撃支援という態勢だった。 堅実でなおかつ定石通りの陣形を敷いているのを確認して悠十は不適な笑みを浮かべた。 その理由を知る者はこの時誰もいなかった。
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