第二章

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しばらくたつと… その均衡を破ったのは強襲前衛装備の不知火だった。 36ミリ突撃砲を放ちながら突撃し 強襲掃討が36ミリ、120ミリ突撃砲を放ち強襲前衛を援護 その後方から迎撃後衛の120ミリ突撃砲 さらに後ろから砲撃支援の支援突撃砲が援護射撃をしていた。 それを見て 悠十「流石だな、突っ走る馬鹿がいないとこんだけ連携とれるんだ」 と感心しながら言った。 だが… この場に正義がいれば 「貴様の事だ。この馬鹿者が」 と怒鳴っていたかも知れない。 敵の集中射撃に対抗しようとした悠十機は普通なら考えないような事をしたのである。 そう… 40ミリ突撃機関砲を不知火に向け投擲したのである。 この非常識な攻撃方法はこの場合有効であった。 理由は二つ 一つ目は、集中射撃を受けていたこと 二つ目は、予備弾装が無かった事である。 今はまだ40ミリの砲弾が残っているため 敵の砲撃が40ミリ突撃機関砲に着弾 誘爆した。 それによって 遥「ヴァルキュリーマムよりヴァルキュリー第二小隊各機 風間機、脚部及び右腕大破及び左腕及び跳躍ユニット損傷大破と認定 よって戦闘続行不能」 という状況に持ち込めたのである。 勿論、ここまでは予想して無かったが……
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