0人が本棚に入れています
本棚に追加
高校2年生の秋に人生で初めて出来た彼氏を振った。
今思えば初めてだったから不器用で慎重な恋だったと感じる。
彼…真一(しんいち)と出会ったのは丁度1年前の高校1年生の秋のこと。
「おい神木!」
振り返ると彼がいた。
「お前…これ。」
差し出されたのは手紙だった。
「あ………。中身…見た?」
「わりぃ、見ちった。いや、悪気は無かったからな?持ち主に届けようと思っ…」
グシャッ
「…わざわざありがとっ」
「ちょっ…!神木!」
最初のコメントを投稿しよう!