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家に着く、2DKのマンションタイプの家は、年頃の女の子を思っての事だった。
洸は、気に入ったようで、いや無理していたのか分からないが、ありがとうと言った。
この洸のありがとうだけで、僕は全てが、何もかもが報われていく。
寝具と欲しい家具は、洸と買う予定だったのだが、時間はもう遅く六時を過ぎていた。
とりあえず外食をして、今日は寝て、明日にしようとなった。
外食中も会話は絶えない、ここはやはり兄弟なのか、ウマが合うと言うのか、他人とは違う何かが2人にはあった。
家へと帰り、疲れたから明日風呂にすると洸が言って、寝具が自分の分しかない事に気付く、僕は本当に社交辞令のような冗談を言った。
一緒に寝るべ。
洸は笑って、なんでよと返す。
そこから何も言わず、僕はソファーに横になる。
洸は、ありがとうと言って僕の布団へと入った。
そういえば、あいつは家具とか全部流されたんだもんなーと、考えながら僕は眠りに落ちた。
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