0人が本棚に入れています
本棚に追加
「心霊グループ」に心霊スポット情報がはいってきたのだ。
「呪われたトンネル」と書いた紙を舞花が探してきたのだ。
「これよ。今回は…ヤバいかもね。」
今まではすべて嘘だったのだ。
その場所、すべてが夜中になっても何もでてこない、ということだった。
「今まで全部嘘。今回も嘘に決まってる。」
と、正太。
もう諦めがついてきたのだ。さんざん探しては…すべて嘘。
せっかく夜中に行ってもすべて嘘…。
「でも、美羽は初めてなんだよね?」
「う、うん…。でも、いいの。嘘なら行かなくていいじゃん。他を探せば…」
「行こう。」
突然、静かにしていた拓矢が決心したように言った。
「でも拓矢、そろそろわかっただろう?今回も嘘、それでいい。」
「行ってみなきゃ、わからないだろ。お前はこなくていい。嘘なんだろ?俺は嘘だと思わないから行く。…お前ら女子はどうすんのか?」
「い、行く…」
「そ、そうね…行ってみなきゃ、わからないもんね。」
「ねぇ、正太行こうよ。私達、同じグループでしょ?ねぇ、行こ…」
「行くに決まってるだろ。このバーカ!俺様をなんだと思ってやがる!」
「何が俺様よ!!あんたは何様のつもり?」
最初のコメントを投稿しよう!