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「私……番号知らないんだった」
私はベッドから降り、部屋をウロウロした。
「直接行こう」
急いで服を着替え、リビングに向かった。
「オッパ、ちょっと行ってくる」
「今日は一旦帰ってきなよ」
「はーい」
イトゥクオッパと会話を終え、リビングを出た。
*
「悲しいなあ……」
「トゥギヒョン?」
僕がソファに座り、落ち込んでると可愛い弟が話しかけてきた。
「キュヒョナ~、寂しいなあ」
「は?何がです?」
立っているキュヒョナに座りながら抱きつくと、嫌そうな顔をした。
「何でもない……」
「変なヒョンですね」
しばらく、キュヒョナの胸に顔をうずめていた。
「キュヒョナ……お前は意外と優しくて感動」
わざと泣くふりをしていると、何処かに行ってしまった。
「怒らせちゃったかな?」
キュヒョナの後ろ姿を見て、僕は失笑した。
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