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「どうして来たの?」
「チャンソンと話したくて…」
「わかった」
ジュンスさんはリビングに向かい、名前を呼んだ。
「りか?久々だね」
「あの……住みたい」
俯いて聞こえるか聞こえないくらいの声で呟いた。
「ほんと?!いいの?」
「………うん」
チャンソンは、やったー、と叫びながら部屋中を動き回った。
「ふふっ」
「住むってほんとなの?」
ウヨンオッパが顔を覗き込んできた。
「う、うん」
「そうなの?じゃ、よろしく」
オッパは握手を求めてきた。
「よ、よろしく」
差し出された手を握ると、ジュノが慌ただしく階段を降りてきた。
「りかーっ!」
犬のようにはしゃぎ、抱きついてきた。
「久しぶり♪ずっと会いたかったよー」
泣くふりをしていたジュノの頭を撫でてあげた。
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