君は気付いてるの?

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突然ドンヘさんに告白された。 笑って誤魔化したけど、本当はわかってた。 「タクシーで帰ろう」 イトゥクオッパはサングラスをかけて、ドンヘさんにも渡した。 「……変装のつもりなの?」 「えっ、バレる?」 「私はすぐわかるよ」 * りかちゃん。君は気付いてるの? 「あはは」 さっきのことはなかったように笑うりかちゃん。 気付いてないのか…… 意外と鈍感なんだな、と思いながら彼女を見つめる。 「タクシー呼ぼう」 ヒョンは電話をかけはじめた。 「ドンヘさん、サングラス似合いますね」 とびっきりの笑顔で微笑んでくれた。 「本当に?じゃあ、りかちゃんも似合うんじゃない?」 俺がかけていたサングラスを外して、彼女にかけてあげた。 「似合ってるよ」 * _
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