それでも笑えるんだ

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「私にもサングラス買ってね」 と、イトゥクオッパにねだった。 「今度ね。ひとまず返しなさい」 オッパはサングラスを取り、ドンヘさんに返した。 「いらなくなったら、これあげるよ」 「ほんとっ?!」 私は嬉しさのあまり、ドンヘさんの腕に絡みついた。 * 「りかちゃんっ//」 腕に絡みついてきた彼女は、上目遣いで嬉しそうだった。 「ドンヘ。りかと離れようか?」 口は笑ってるけど、目は笑ってないヒョンは正直怖い。 「私はオッパよりドンヘさんが好き」 「りかぁ……。そんなこと言わないでよ~」 俺とりかちゃんの間に入り込み、横取りされてしまった。 「りかちゃーん」 「僕のりかだよ」 りかちゃんに触れようとすると、威嚇されてしまった。 「ヒョンの秘密ばらしますよ」 「くっ……ブラックドンヘ…」 そんなことで笑いあってると、タクシーが着いた。 * _
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