4人が本棚に入れています
本棚に追加
第1話 闇夜ノ道
バタバタバタ…。
黒いマントを着た奇妙な軍団が、夜の街を走る。
その先にいるのは、まだ年若い少年。
しかし、奇妙な点は、それだけではなかった。
何故なら、少年は今まで何十キロも走って来た。にも関わらず、息切れをしていない。
それに対して軍団たちは、苦しそうに胸を抑えている。
普通に考えれば、どちらもおかしい。
しかし、誰も彼らを目に止めない。
夜とはいえ、大きな街。人通りも少なくは無いのに。
それこそが、一番の謎だった。
それでも夜はふけてゆく…。
最初のコメントを投稿しよう!