第1話 闇夜ノ道

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第1話 闇夜ノ道

バタバタバタ…。 黒いマントを着た奇妙な軍団が、夜の街を走る。 その先にいるのは、まだ年若い少年。 しかし、奇妙な点は、それだけではなかった。 何故なら、少年は今まで何十キロも走って来た。にも関わらず、息切れをしていない。 それに対して軍団たちは、苦しそうに胸を抑えている。 普通に考えれば、どちらもおかしい。 しかし、誰も彼らを目に止めない。 夜とはいえ、大きな街。人通りも少なくは無いのに。 それこそが、一番の謎だった。 それでも夜はふけてゆく…。
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