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第8話 魔法の副作用
「サラマン…僕…?」
「…フェリ、覚えてるか?」
ぼんやりとした、焦点のあっていない瞳をしたフェリは、ゆっくりと首を振った。
「サラマン…ごめん、僕…」
ゆらゆら揺れる瞳で、サラマンを見、次の瞬間、倒れかかった。
「フェリっ!?」
「フェリっ、しっかりしろっ!」
フェリは気絶をしたのだ。
「っ、使い方を知らないのに、無理やり使ったのかっ!?
これは、魔法の副作用に似ている…。このままでは、フェリは…」
サラマンの決断がフェリの未来を大きく揺るがすー
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