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キャハハハ
悲しげな森
静かな
静かな
まるで人を
拒むような
異様な魅力がある
森
ある妖しげな夜に
森は生命を誘う
血に飢えた囁き
ある時は美しい花の
歌声
ある時は美しく光る
狂った妖精達が誘う
オイデヨ
オイデヨ
言葉ではない
脳裏に微かに響く歌声
甘い歌声
それは
妖精の声か
自然に森の奥に向かう
見た事のない花に
目を奪われる
南国の花のような
ようこそ……
幻の森へ
誘われた
侵入者は
二度と帰れません
残念ですが
すべての終わりが
待ってます
妖しい花の出す毒に
すぐにアナタの
すぐにアナタの
身体は麻痺する
意識はなくなり
そのままあなたは
妖しい毒牙に犯されて
死んでしまうのです
欲しかったのは
アナタの死体
やがて
腐乱したあなたの
屍を餌に
それはそれは
美しい
花が咲くのです
呪われた彩しい花
幻の森
嘘か本当か
噂で聞いた
話です
もし
あなたが
夜道に迷い
知らない場所を
彷徨えば
何処からか甘い
妖精の声を聞くかも
しれません
幻の森と出会うかも
しれません
覚悟してください
アナタはもう
終わりです
もう会う事は無い
でしょう
気を付けて下さい
最後に私からの
言葉です…
ア・キ・ラ・メ・テ・シ・ネ。
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